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気道感染については、上記の迷走神経を介した機序のほか、気道上皮への直接作用やIGE抗体を介したものが想定され、運動については水分や熱の喪失による肥満細胞からのメディエーターの遊離などの機序が提唱されている。
小児端息、正式には小児気管支瑞息は、男児に多い、アトピー型が多い、自然に治る(アウトグロー)可能性がある、など成人気管支瑞息と必ずしも同一に扱えないところがある。
ここでは、小児端息についてその特徴も含めてまとめを述べる。
小児端息は思春期終了までの瑞息と理解される。
そして、その九○%は四歳くらいまでに発症すると考えられている。
成人と同じように、小児端息でもアレルギー発症が明らかなアトピー型、感染因子の関与がいちじるしいと考えられる感染型ならびに両者の混合型に分類されるが、症例の大多数はアトピー型である。
また、小児端息のもう一つの特徴は男児に多いことである。
男女比はほぼ一・五〜二対一といわれているが、思春期をこえるとともにこの差は減少し、しだいに一対一という大人のそれに移っていく。
さきほど自然に治っていく可能性があると述べたが、では小児端息はいつごろ治るのであろうか。
統計によって多少差はあるものの、その過半数は思春期前後に治るとされる。
つまり、全体の六○%程度の子どもの瑞息は自然に治っていくのであるが、そのためには発作をできるだけ起こきないようにしておくことが必要といわれている。
小児端息の症状の起こり方も基本的には大人と同じであるが、子ども、ことに乳児の場合には、気道系がまだ十分に発達しておらず、成人に比べると、よりつまりやすいことも関係する。
また、このような状態を引き起こす原因としては、アレルギー反応が中心となるが、それ以外にもウイルス感染や煙草の煙、車の排気ガスなど種々のものを挙げることができる。
そして、精神的な要因(心因)も深く関与する。
症状としては、咳、瑞鳴そして呼吸困難が現れる。
咳は、乳児では痕を伴うことが多く、年長児ではいわゆる「から咳」が多いとされる。
瑞鳴は反復性、持続性が多いようである。
呼吸困難は努力性呼吸、つまり呼気の延長、陥没呼吸(鎖骨の上や肋骨の間の部分が呼吸に伴って陥没する)や肩呼吸から、ひどくなってくると会話も困難となり、手足が冷たくなってチアノーゼ(唇や手足の先の方が紫色になる)を呈し、横にはなれず、起座呼吸となるものまで、種々の程度のものがある。
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